「性依存症」をご存知でしょうか。

有名な所では世界的プロゴルファーであるタイガー・ウッズが多数の女性と不倫関係を持ったスキャンダルの後、性依存症であると診断されました。

そして、2020年現在、今年一番のスキャンダルとして騒がれているアンジャッシュ渡部建さんの不倫報道

「世の中にはかわいそうな男もいるんだな」

「うらやまけしからん」

「まじかよコロナ最低だな」

いろいろなリアクションがあると思いますが、私は性依存症の当事者として思うところがあります。

私は性依存症でした

10年以上前にさかのぼりますが、私は当時仲良く交際していた相手がいたにも関わらず、同時並行して複数の女性と関係を持っていました。交際していることを隠している場合もありましたし、いわゆるセフレというパターンもありました。身勝手な欲望に屈し、「バレなければ何もしていないと同じ」と自分を正当化してきた愚かな人間です。

その後、私の闇の部分である借金や過去のだらしない女性関係すべてを当時の婚約相手に告白し、結婚しました。それからは心を入れ替え、妻一筋に愛し続けています。当時は、「自分が犯した過ちは過去のこと!妻との関係には直接の影響はない」と思っていましたが、私が犯した罪は、告白した程度では私を解放してくれるわけではありませんでした。

ある日、妻にがんの疑い

近年、ワクチンの副作用問題で話題になることも多かった子宮頸がん。

結婚してから3年後、それまで健康そのものであった妻に、ある日突然子宮頸がんの疑いと診断が下されました。結婚してから出産を経て、しばらくしてからのことでした。

私は妻と結婚する前は多数の女性と関係を持っていたことを考慮すると、私が持っていたHPVウイルスに妻が感染し、それが牙を向いた、というのが妻の結論でした。私は不特定多数の女性と関係を持っていた当事者のため、反論できる余地はありません。

過去の女性問題が、一気に火を吹き、こちらに襲いかかってきた瞬間でした。

一生ついてくる罪悪感、そしてウイルス

幸い、本格的な子宮頸がんになる直前の状態であったので、緊急入院・手術が求められるわけではありませんでした。手術してしまえば不安の種は取り除けるそうなのですが、当時1歳になる子供もいたので私も妻も子守の負担が大きく、手術は当面見送りすることにしました。

 HPVウイルスは、女性であれば感染前にワクチンを接種することで予防効果が認められていますが、男性については2020年時点ではワクチンの効果が認められていません。手術などで根本除去することもできません。性生活をしている限り、つねにお互いに感染させ合うリスクがあります。

子宮頸がんが発症し、妻にもしものことがあったら、私は自分のことを許すことはできないでしょう。性欲に負けることは、自分はおろか愛する人の将来まで侵食するウイルスであることは、広く知られてほしいと思います。